青汁に含まれる食物繊維について

最近、青汁を飲む人が増えてきました。

ドラッグストアにもさまざまな青汁が並んでいます。

以前は「まずい」「苦い」ものが主流でしたが、それらは数を減らし、今では抹茶味やフルーツ味のものまであります。

そもそも青汁は、「生の緑黄色野菜を絞った汁」で、生の野菜の栄養素がたくさん入っています。

中でも食物繊維が、豊富に含まれていることで知られています。

この食物繊維には、どんな効果があるのでしょうか。

そこで青汁の中の食物繊維を中心に、かんがえてみましょう。

 食物繊維について

まずは食物繊維の特徴や働きをみていきます。

食物繊維には、大きく分けて「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の二つがあります。

それぞれの特徴や効果をまとめます。

 水溶性食物繊維

水溶性食物繊維は、水に溶ける食物繊維で、昆布やわかめといった海藻類、野菜や果物に多く含まれています。

青汁の原料名の「難消化性デキストリン」は、水溶性食物繊維の一種のことです。

仮に書かれていなくても、「明日葉・大麦若葉・ケール」が原料の場合は、水溶性食物繊維が含まれています。

この水溶性食物繊維には、次のような効果があります。

 1 便秘の改善

水溶性食物繊維は便を柔らかくしてくれます。

便がやわらかくなることで、腸内での便の動きがスムーズになるので、便秘が改善します。

ただし過剰摂取は下痢を引き起こすため注意が必要です。

 2 腸内環境の改善

大腸の中で発酵した水溶性食物繊維が、善玉菌の餌となり、善玉菌が増えるのを助けて、腸内環境を整え、整腸作用が期待できます。

 3 コレステロール値を下げる

粘性を生かし、体内で胆汁酸からつくられたコレステロールを吸着し、排出することで、血中のコレステロールを下げます。

 4 糖質の吸収を抑制

糖質の吸収を緩やかにするため、血糖値の急激な上昇を抑えます。

 5 ダイエット効果

1~4の効果で、脂肪燃焼をサポートし、新陳代謝がうながされることで、ダイエットにも効果が出ます。

また、胃や腸をゆっくり移動するので、空腹感を感じにくく、食べ過ぎを防止してくれます。

 不溶性食物繊維

不溶性食物繊維は、穀物、野菜、豆類などに多く含まれている食物繊維です。

水に溶けにくい性質があります。

 1便秘の予防と改善

胃や腸の中で、水分を吸収して大きく膨らみ、腸の動きを促す働きがあります。

 2 有害物質から守る働き

体に有害なものを吸着して便と一緒に排出してくれます。

 3 ダイエット効果

基本的に噛む必要のあるものが多く、また大きく膨らむので、満腹感を感じやすくなります。

これにより、食べ過ぎを防止できます。

食物繊維は、どちらか一方だけではその働きがうまくいきません。

水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の理想のバランスは1:2です。

このバランスに注意して摂ることが大切です。

ところで現在、食物繊維はどのくらい摂取できているのでしょうか。

食物繊維の理想的な量については、日本人の食事摂取基準(2015年版)で定められた食物繊維の目標量が、成人男性で1日20g以上、成人女性で1日18g以上です。

しかし2013年の国民健康・栄養調査では、平均1日14.2gで、さらに年々減少傾向にあることがわかっています。

特に若い世代では、1日平均摂取量12g程度で全く足りていない状態です。

この解消のために、青汁の食物繊維が、今注目されているのです。

また多くの青汁に含まれる難消化性デキストリンというものをご存知でしょうか。

これはとうもろこしやじゃがいも等の天然のテンプンからつくられています。

摂取量の上限はなく安全性は、高いようです。

消費者庁の特定保健用食品(トクホ)の認可も受けており、安心です。

青汁は、欧米化した食事や偏食などによって不足した食物繊維を、安全なかたちで補給することができます。

食物繊維は、その働きや効能から、健康には欠かせない大切なものです。

日常の食事だけでは、必要な量をとることの難しい食物繊維が、手軽にできるということは、忙しい人の多い現代にはありがたいことです。

上手に青汁をとりいれ、その効果を実感したいものです。

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